約 1,330,670 件
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/2516.html
ドラえもん:03 014 未来のロボットと呪われた少年 034 幻想~造られた幻想、壊れた幻想~ 041 この男、かつてないほどに危険につき 野比のび太:01 013 射撃と狙撃と声の魂 剛田武:04 015 刑事とガキ大将に降りかかる「不慮の事故」 026 遭遇者により運命が変わる事がある/1 036 心を強く持つ事の大切さ 041 この男、かつてないほどに危険につき 骨川スネ夫:01 008 学校の七不『死』議 源静香:01 019 届かない、とどかない、トドガナイ
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/33.html
前へ ジャイアンとスネ夫はハギ老人の小屋に向かっている。 途中サン・トウカで木の実を貰っていこうとしたが、なぜか閉店していて店にも入れなかった。 トウカの森でジャイアンはナマケロをゲットし、ようやく二匹目の仲間を得た。 「ぷっ、こいつのび太みたいだぜ!」 「そうだねジャイアン、じゃあ「のびた」って名付けようよ」 話を合わせながらスネ夫は自分のポケモンを確認した。 ジュプトルにキャモメ、そしてツチニン。 『ツチニンさえ進化すれば……』 力押しのジャイアンは技の相性を覚えきっていない。 ヌケニン一匹で完封できるだろう。 『今に見ていろ、馬鹿ゴリラ!』 のび太は今まで走り込んだ成果を確認するために育て屋にいた。 「メノクラゲは12、ゴクリンは13レベル上がってるね」 「やった!すごいや!」 その時ののび太は重大な事に気付いていなかった。 トボトボと育て屋を後にするのび太。 「引き取り料、二匹で2700円だって……」 当然のび太にそんな持ち合わせもなく、引き取りできないまま店を出てきたのだ。 「ん?これからもボクが歩く毎に引き取り料が増えていくってこと?そりゃないよ~」 この歳で借金苦に襲われるとは、つくづく運のない男である。 キンセツシティでのび太がただ空を見上げていた。 「これからどうしよう……」 ふとキンセツジムを見ると、入り口に一人の少年が立っている。 えらく身なりがいいところを見ると、スネ夫みたいな金持ちの坊っちゃんなんだろう。 『今のボクとは雲泥の差だな』 そう思いながら見ているとその少年と目が合う。 「こんにちは」 「こ、こんにちは…」 その少年はミツルと名乗った。 「何かお困りのようですが、どうしたんですか?」 「それがね…」 のび太はミツルに今までの経緯を話しだした。 「つまり、川で溺れて毒ガスで気絶して、挙げ句の果てに金欠で自分のポケモンを引き取れないって事ですか。んぶ、ぶふふ…」 ミツルの口は閉じているが、口の端から息がピューピューと漏れている。 笑いを誤魔化すのに必死なのだろう。 「ぷぷぷ、の、のび太くん…だっけ。育て屋の代金、立て替えてあげるよ…ぶははは!」 ついに声を上げて笑いだすミツルにのび太はすがりつく。 「助けてくれるの!ありがとう、本当にありがとう!」 涙と鼻水混じりののび太の顔を見て、ミツルは笑いが止まらなかった。 育て屋から出て、何度も何度も礼を言いながら去っていくのび太を見て、ミツルはつぶやいた。 「ポケモントレーナーにもこんな底辺があるのか。ああはならないように僕も頑張らないと……」 結果的にキンセツジム挑戦を断念したミツルだった。 ムロタウン。 ジャイアンとスネ夫は石の洞窟でフラッシュの秘伝マシンをもらうと、その場でポケモンの育成をしていた。 ムロジムのトウキが持つマクノシタはレベル19。 最低でもそれは超えておこうという計画である。 まだフラッシュは使えないが、暗闇の中でもハシゴの近くでウロウロしていればとりあえず野生ポケモンとの遭遇は可能だ。 「おーいスネ夫、ココドラをゲットしたぜ!」 「ジャイアン、ボクもズバットを手に入れたよ!」 暗い洞窟内、二人は互いの成果を声で確認していた。 「ココドラはボスゴドラに進化するんだよな、ボスって響きが俺様らしくていいぜ!」 「そうだねジャイアン!」 そう声をかけたスネ夫、しかし頭の中はまったく別のことを考えていた。 『ジャイアンのすぐ後ろではボクのツチニンが潜んでいる。これでダブルバトル扱いになってツチニンも成長するよ』 馬鹿なジャイアンは本来の半分の経験値で満足しているに違いない。 『今のうちにボクはズバットを育成させてもらうよ。ボスゴドラなんか怪しい光で簡単に無力化できるさ』 スネ夫の下剋上計画も順調に進んでいた。 一通り鍛練を終えたジャイアンとスネ夫はムロジムに戻ってきた。 「まずはジャイアンの番だよ」 「スーネー夫ー」 「な、なんだいジャイアン?」 ジャイアンがこういう声色になるとき、次にくる言葉は大体決まっている。 「スネ夫、お前のキャモメ寄越せよ」 「えええええええ!」 「なんだよ、俺のいうことが聞けないってのか!」 こうなってしまってはもうどうにもならない。 スネ夫は諦めてジャイアンのナマケロ(のびた)とキャモメを交換した。 『肉ダルマめ、この恨み晴らさでおくべきか…』 ジムリーダーのトウキとの戦いはジャイアンの快勝だった。 キャモメの翼で打つ攻撃は次々とクリーンヒットし、相手の攻撃は猫だまし程度しか当たらなかった。 スネ夫は決め手にかけた手持ちポケモンだったが、ジャイアンのジム戦でこっそり出しておいたズバットが超音波で捨て身の活躍。 おかげでジュプトルVSマクノシタのタイマンに持ち込み、何とか勝利したのだった。 「はははっ、だらしねーなスネ夫!」 「そ、そうだね…ははは…」 ジャイアンの笑いを背に受けながら必死で唇を噛むスネ夫だった。 カナズミシティ 「なんだろう?」 「あっちのほうが騒がしいわね」 ドラえもんとしずかが野次馬を掻き分けていった先には、小さなトンネルがあった。 どうやらトンネル内で立てこもり事件が発生しているらしい。 「ドラちゃん、助けてあげましょうよ」 優しいしずかの願いを断ることもできず、ドラえもんはカナシダトンネルの中に入った。 「このポケモンがどうなってもいいってのか!」 なにやら人相の悪い男が奥で騒いでいる。 手前にいる男は被害者のようだ。 しずかと被害者が目をひきつけている間に、ドラえもんは石ころぼうしをかぶってこっそり近づく。 『いまだ!』 手元から人質、もといポケ質を奪回するとしずかが反応してキルリアを繰り出した。 「ねんりき!」 悪人の体が浮かび上がり、そのまま地面に叩きつけられた。 「痛っ!……畜生、アクア団に逆らったこといつか後悔させてやる!」 悪党は捨て台詞を吐くとすごすごと退散する。 「アクア団?ネーミングセンス悪いなぁ」 ドラえもんは石ころぼうしを脱ぐと、捕まっていたキャモメを保護した。 「いやぁ、ありがとうございます。おかげで荷物も無事でした」 被害者の男はドラえもんとしずかに礼をしたいと言いだした。 「けどのび太くんを探さなきゃ……」 「人探しですか、じゃあいいものを差し上げますよ。ささっ、早く早く」 男は二人をカナズミの大きなビルに連れてきた。 「社長がお待ちです、行きましょう」 一時間後。 デボンのビルから出てきた二人。 「なんだかんだで頼まれものをされちゃったね」 「ポケナビ貰ったし、仕方ないわよ」 ポケナビはこの地方のマップを搭載しており、トレーナー同士の通話も可能らしいのでのび太の情報を入手できるかもしれない。 「次はこのキャモメを持ち主に帰してあげましょう」 「トウカの森の手前の小屋のおじいさんのポケモンらしいよ」 キャモメの足には迷子札がついており、そこから住所が判明したのだ。 その小屋に向かうため、しずかとドラえもんはカナズミシティを後にした。 117番道路。 のび太は圧倒的な戦力で付近のトレーナーを撃破していた。 手持ちのポケモンはメノクラゲLV26、ゴクリンLV24。 道行くトレーナーはのび太と視線を合わせないように歩いている。 「ついに、ついにボクの時代が来たんだ!」 二匹の進化も間近、のび太はすっかり浮かれていた。 注:鬼畜出木杉 「こんにちは、ジム戦をしたいんですけど」 カナズミジムにひとりの少年がやってきた。 「ようこそカナズミジムへ。」 ツツジは挑戦者を出迎えた。 理知的な感じの整った顔立ちをした少年だ。 『美少年、ですね』 ツツジは素直にその容姿を誉め讃えた。 少年が集中してバトルを行ないたいというので、審判も締め出したセルフジャッジ制でのバトルとなった。 「よろしくお願いしますね」 ツツジの礼儀正しい挨拶を聞いて、少年はピクリと体を震わせた。 『緊張しているのかしら、うふふ』 ツツジは初々しいトレーナーを見て思わず微笑む。 「イシツブテで行きますわ!」 ツツジのモンスターボールから現われたイシツブテを見て、少年の様子が変わった。 「イシツブテ、イシツブテですか…くくくっ」 少年がモンスターボールを投げる。 そこから現われたものは…… 「バ、バシャーモ!」 ツツジは驚愕した。 新人の登龍門であるカナズミジムの挑戦者が使うようなレベルのポケモンではない。 「バシャーモ、にどげりだ!」 バシャーモのキックを受けたイシツブテは一撃で瀕死になってしまう。 注:鬼畜出木杉 「こんな、こんな戦いって……」 ツツジのポケモンの攻撃はほとんど通じない。 イシツブテやノズパズなど二度蹴りだけで倒せるはずなのにわざわざつつく攻撃でいたぶっている。 そして体力をギリギリまで削った上で二度蹴りで止めを刺しているのだ。 「もう、もうやめて!」 ツツジの叫びも虚しく、ノズパズも二度蹴りを受け吹き飛ばされた。 「ノズパズ…いやぁぁぁっ!」 瀕死のポケモンに駆け寄ろうとするツツジをバシャーモが小脇に抱える。 「な、何を!離してっ!」 いつの間にかそばにやってきた少年が口を開く。 「お前のその振る舞い……あの女を思い出すんだよ」 小脇に抱えられて動けないツツジのスカートを捲り上げ、ピンクの可愛らしいショーツがあらわにされる。 少年はその尻に思いっきり平手を叩きつけた。 「お仕置きだ、お仕置きだ、お仕置きだっ!」 「痛いッ、痛いいっ!」 破裂音とツツジの悲鳴が交互にこだまする。 すっかり赤くなった尻を見て、少年がツツジに声をかける。 「ふふ…僕の精通がまだ来てなくてよかったな。何をされても妊娠はしないぞ…」 「や、やめてーーーーっ!」 少年…出木杉はゆっくりとツツジのショーツをずり下ろした。 その日からツツジの姿を見たものはいない。 110番道路。 のび太は今日も近場のトレーナーを倒して金を稼いでいた。 今日3人目のバトルに勝利し勝利報酬を受け取るのび太。 「あー、ジャイアンの気持ちが分かるような気がするよ」 「ほー、俺の気持ちが分かるってのか」 「そうそう、分かる分かる……ん?」 後ろを見ると、今話題にしたばかりの忌々しい少年が子分を連れて立っていた。 しかしのび太にとってはやっと出会えた知り合いだ。 思わず涙が込み上げてくる。 「ジャイアーン、逢いたかったよぉ~~」 しかしそんなのび太を待っていたのは手荒い返礼だった。 「気持ち悪いな、コイツっ!」 ジャイアンに胸ぐらを捕まれるのび太。 「な、なにするんだよ!」 「のび太、さっきのポケモンバトルで使ってたゴクリンをスネ夫に譲ってやってくれよ……」 この世界でもコレか。 この暴力男はどこでもこんな横柄な態度なのか。 しかし、今ののび太には力がある。ポケモンという力が…… 「そんなに欲しいならポケモンバトルだ!」 数分後。 「じゃあな、のび太」 その場に残されたのはボロ雑巾となったのび太とナマケロのボール。 ポケモンに力はあってものび太自身は無力、結局力ずくで奪われてしまったのだ。 ドラえもんとしずかはハギ老人の船でムロタウンへ向かっていた。 心地よい潮風に揺られて気持ちがいい。 「しずかちゃん、届けものが終わったらカナズミに帰ろう」 ドラえもんの意見にしずかも同意する。 のび太がこっちに来ていないことは確実だからだ。 リリリリリリ… 「あら、エントリーコールね」 しずかのポケナビから声が聞こえる。 『さっきはありがとう、マキです』 カナズミの前にいたミニスカートのマキだ。 『キンセツシティでまたジョギングマンが出たんだって。眼鏡をかけた頼りない少年らしいよ』 ドラえもんとしずかは顔を見合わせる。 「まさか、のび太くん?」 「けど…キンセツシティってとても遠いわよ。人違いじゃないかしら」 しかしドラえもんには直感で分かっていた。 自分達には思いもつかないトラブルで彼はそこにいるのだと。 「とにかく、ムロタウンに着いたら連絡を取ってみよう」 117番道路。 のび太は再びジョギングを始めていた。 現状、メノクラゲだけではどうにもならない。 「だからナマケロも育てるんだ……ボクの足で!」 「くらえ、マッドショット」 ヌマクローが泥を吐き出し、ラクライに直撃する。 「むう、強いのう……」 相手の老人・テッセンは感心するようにうなずいた。 ジャイアンはキンセツシティでジム戦をしている。 ジャイアンのヌマクローは水タイプだけでなく地面タイプも所持している。 事前にマヒなおしも買っておいたので、ヌマクロー一体でも十分勝てる試合だろう。 「いやぁ、参った参った。完敗じゃ」 ジャイアンがジム戦を終え、テッセンからバッジをもらっている時にスネ夫が現われた。 「ジャイアン、岩砕きの秘伝マシン貰ってきたよ!」 「おう、お使いご苦労!」 ジャイアンはスネ夫をパシリに使ったつもりだろうが、スネ夫がそれだけの為に動いたはずはない。 ジャイアンがジム戦に没頭している間に、近場でゲットしたタネボーを育て屋に預けた。 そして金持ちであることをいいことにカジノでコインを大量買いし、影分身・冷凍ビーム・火炎放射の技マシンを入手したのだ。 影分身はすでにザバットに使用している。 『ノータリンめ、お山の大将を気取ってるんだなww』 ひたすら走り続けているのび太。 キンセツジムの前を通ると、ちょうどジム戦を終えたジャイアンやスネ夫と鉢合わせする。 「よーうのび太、何必死な顔して走ってるんだよ」 「そうそう、のび太らしくないぞ」 ジャイアンとスネ夫が冷やかす。 「う、うるさい!走ってちゃいけないのかよ!」 のび太も言い返すが、ジャイアンとスネ夫はニヤニヤと笑ったままだ。 「何がおかしいんだ!」 「だって、なぁ」 「そうだよね」 要領を得ないジャイアン達の反応に憮然としたのび太はプイとそっぽを向いて117番道路に行ってしまった。 「あははははは!」 「アイツ馬鹿だ!」 ジャイアン達は自転車に乗りながら笑っていた。 そう、のび太は自転車が貰えることを知らない。 馬鹿笑いしながら自転車を漕ぐジャイアンを尻目に、スネ夫は考えをめぐらせる。 『のび太のやつ、あれは育て屋に何か預けてるな。気を付けないと……』 のび太がナマケロに秘められた真の力…ケッキングまで進化させたらかなりの強敵になる。 スネ夫はジャイアンの命令でポケモンを交換したことを軽く後悔した。 『まったく、いらないことばかりしやがって。死ね!死ね!』 一日中走り続け、へとへとになったのび太はキンセツシティのポケモンセンターに辿り着く。 ここ数日世話になりっぱなしだったが、今日はいつもと少し違っていた。 「トレーナーのノビタさんですね。ユニオンルームでお友達がお待ちですよ」 「ユニオンルーム?」 よく分からないが、係員に言われるままに二階に案内される。 部屋のなかに通されると、そこにはなんとドラえもんとしずかがいた。 「のび太くん!」 「のび太さん!」 「あ、ああ、あ……」 のび太の目から涙があふれる。 「しずちゃん、ドラえもん!」 思わず飛び付いたが、ドラえもんの体をつかめずに手がすり抜ける。 「あ、あれ?」 「ここはユニオンルームといって、遠くの人とお話したりする部屋なんだ」 ドラえもんがのび太にも分かるように説明する。 「私たちは今ムロタウンにいるの。そっちに着くにはもう少しかかるから待っててね、のび太さん」 「わ、わかったよしずちゃん!早く来てね!」 ユニオンルームの接続が切られ、部屋にはのび太だけになった。 「とりあえず助かった……」 ドラえもんたちが助けにきてくれる! 今日は久々によく眠れそうだ。 カナシダトンネルで怪力の技マシンを回収したジャイアン達は煙突山経由でフエンタウンに向かう途中だった。 「よし、次はフエンタウンだな!」 「ジャイアンの力なら簡単にバッジ貰えるよ。」 ジャイアンに話を合わせていたスネ夫だったが、内心はかなり焦っていた。 フエンタウンのジムリーダー・アスナは炎ポケモンの使い手、スネ夫の主力であるジュプトルでは分が悪い。 『キャモメはあの馬鹿に取られちゃったし、ゴクリンじゃ力不足。ツチニンはジャイアンに見せるわけにはいかない……』 スネ夫の計画はジャイアンの傲慢なやり方のせいで微妙に狂いが生じていた。 煙突山山頂。 「なな、なんだこいつら!」 山頂には怪しげな赤服の一団が陣取っていた。 「ジャイアン、こいつらマグマ団だよ!」 その時、スネ夫の脳裏にある考えが閃いた。 「ジャイアン、こいつらやっつけて経験稼ぎしようよ!」 スネ夫の提案にジャイアンも同意する。 「よし、二人であいつらやっつけてやろうぜ!」 ジャイアンとスネ夫はこちらを威嚇しているマグマ団に向けモンスターボールを放った。 「このガキ、我々マグマ団に逆らおうというのか!」 マグマ団員達はポチエナとズバットを出して構える。 ジャイアンのボールからはヌマクローが現れ、スネ夫はズバットを繰り出した。 「よしヌマクロー、水鉄砲だ!」 「戻れ、ズバット!」 スネ夫はいきなりズバットを戻してしまう。 ジャイアンの怒声が響く。 「なにやってんだスネ夫!」 「ご、ごめんジャイアン!出ろ、ゴクリン!」 スネ夫は変わりにゴクリンを出した。 『こうやってポケモンを入れ替えれば両方育成できる。バカゴリラには1/3しか経験値が入らないぞ』 スネ夫は全対戦で何かと言い訳を付けつつポケモンを入れ替え、ついにズバットとゴクリンを進化させるまでに育成してしまった。 さすがのジャイアンも実質2対1の戦闘を強いられ、ヌマクローもキャモメも消耗しきっている。 「はぁはぁ、こいつら手強いぜ…」 「ジャイアン、後はボクに任せて。敵のリーダーはボク一人で戦うよ!」 「すまねぇスネ夫、恩に着るぜ」 ジャイアンは馬鹿正直に感謝の言葉を述べている。 『くくく、今までご苦労さん。マツブサの進化ポケは経験値たくさん持ってるからボクがいただくよ』 スネ夫はジャイアンに背を向けほくそ笑んだ。 スネ夫とマツブサの戦いはスネ夫が終始優勢だった。 攻撃力に欠けるスネ夫のパーティーだったが、ズバットをLV26まで上げてから進化させていたのが功を奏した。 「ゴルバット、あやしいひかりだ!」 怪しい光、そしてカジノで入手した影分身のおかげでターン数はかかったが勝利することができた。 「マグマ団のやつら、ジャイアンに恐れをなして逃げ帰ったよ」 スネ夫がジャイアンのもとに向かうと、ジャイアンは何か言いたそうな顔をしてこちらを睨んでいる。 『やばい、調子に乗りすぎたか!』 経験値のことはジャイアンは気付いてないだろう。 しかし目の前でスネ夫のポケモンが2体も進化したのだ。 それを黙って見ているジャイアンではないだろう。 「じ、ジャイアン!敵の親玉がこんなの持ってたよ!」 スネ夫はポケットから技マシンを取り出した。 「活躍したのはジャイアンだからジャイアンにあげるよ!」 「お、おう。当然だ!俺の活躍だからな!」 ジャイアンは笑いながらスネ夫から技マシンを奪い取る。 『ぷぷぷ、それはカイナで入手していたいちゃもんと秘密の力。どうせ使わないもんね』 得意げに技マシンを見ているジャイアンを心で嘲り笑うスネ夫だった。 ムロジム。 ドラえもんとしずかは一刻も早くのび太に会いに行きたかったが、デボンの社長からの頼まれ事を先に済ませることにした。 まずはフラッシュの技マシンを使えるようにするためにジムバッジを手に入れなければならない。 しずかのジム戦は楽勝であった。 キルリアの念力はトウキのワンリキー、アサナン、マクノシタさえも一撃で戦闘不能にする。 「さすがにキルリア相手では勝てないな。さあ、バッジは君のものだ!」 「ありがとうございます!」 しずかがバッジを受け取り、次はドラえもんの番だ。 「よーし、がんばるぞ!」 戦いは一方的だった。 格闘のエキスパートであるトウキのポケモン相手にドラえもんは蹴られ、殴られ、そして敗北した。 その日の夜。 「ご、ごめん、しずかちゃん……」 「よく頑張ったわ、ドラちゃん。今日はゆっくり寝ててね」 ポケモンセンターで治療を受けるドラえもんを残し、しずかは一人石の洞窟に向かう。 その手にはドラえもんのモンスターボールが握られていた。 「もうドラちゃんのあんな姿見てられない。私がドラちゃんのポケモンを鍛えるわ!」 次へ
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/242.html
今日 - 合計 - ドラえもん ワクワクポケットパラダイスの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 12時57分16秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/10353.html
【TOP】【←prev】【GAME BOY】【next→】 ドラえもんのGAMEBOYであそぼうよ デラックス10 タイトル ドラえもんのGAMEBOYであそぼうよ デラックス10 ドラえもんのゲームボーイであそぼうよデラックス10 機種 ゲームボーイ 型番 DMG-ADPJ ジャンル ミニゲーム集 発売元 エポック社 発売日 1998-11-27 価格 3800円(税別) ドラえもん 関連 Console Game FC ドラえもん ギガゾンビの逆襲 ドラえもん PCE ドラえもん 迷宮大作戦 ドラえもん のび太のドラビアンナイト SCD-R ドラえもん のび太のドラビアンナイト MD ドラえもん 夢どろぼうと7人のゴザンス SFC ドラえもん のび太と妖精の国 ドラえもん 2 のび太のトイズランド大冒険 ドラえもん 3 のび太と時の宝玉 ドラえもん 4 のび太と月の王国 3DO ドラえもん 友情伝説 THE DORAEMONS SS ドラえもん のび太と復活の星 PS ドラえもんの び太と復活の星 ドラえもん 2 SOS ! おとぎの国 ドラえもん 3 魔界のダンジョン キッズステーション ドラえもん ひみつのよじげんポケット N64 ドラえもん のび太と3つの精霊石 ドラえもん 2 のび太と光の神殿 ドラえもん 3 のび太の町SOS ! DC ぼくドラえもん GC ドラえもん みんなで遊ぼう ! ミニドランド Wii ドラえもん Wii ひみつ道具王決定戦 ! Handheld Game GB ドラえもん 対決ひみつ道具 !! ドラえもん 2 アニマル惑星伝説 ドラえもんのスタディボーイ 1 小一こくご・かんじ ドラえもんのスタディボーイ 2 小一さんすう・けいさん ドラえもんのスタディボーイ 3 九九マスター ドラえもんのスタディボーイ 4 小二国語・かん字 ドラえもんのスタディボーイ 5 小二算数・計算 ドラえもんのスタディボーイ 6 学習漢字マスター1006 ドラえもんカート ドラえもんのGAMEBOYであそぼうよ デラックス10 ドラえもんカート 2 ドラえもん あるけあるけラビリンス ドラえもんメモリーズ のび太の想い出大冒険 ドラえもんのクイズボーイ ドラえもんのスタディボーイ 九九ゲーム ドラえもんのスタディボーイ 学習漢字ゲーム ドラえもん きみとペットの物語 ドラえもんのクイズボーイ 2 ドラえもんのスタディボーイ かんじよみかきマスター GG ドラえもん ノラのすけの野望 ドラえもん ワクワクポケットパラダイス WS ポケットの中の Doraemon GBA ドラえもん 緑の惑星 ドキドキ大救出 ! ドラえもん どこでもウォーカー 駿河屋で購入 ゲームボーイ
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/2595.html
今日 - 合計 - ドラえもん 夢どろぼうと7人のゴザンスの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時43分03秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/4489.html
※50音順です ヤミラミ:悪運ダイヤ フーディン:味見スプーン カイリキー:アタールガン 特性「ノーガード」 ドリュウズ:穴ほり機 カラマネロ:アベコンベ 特性「あまのじゃく」推奨 コータス:天の川鉄道乗車券 持ち物レッドカード(切符)推奨 カイオーガ グラードンorポワルン:雨男晴れ男メーター アメタマ:あめんぼう ヨノワール:アラビンのランプ アイアント:アリと同じにおいのガス ハリマロン:アルマジロン メタグロス:アンキパン 記憶力があり、スパコン以上に頭がいい。 イシツブテ:石ころぼうし ニャース:いただき小ばん フワンテ:いっすんぼうし ちいさくなる必須 マナフィ:いれかえロープ ハートスワップ必須 スイクン:ウォータークリーンシップ なみのり必須 ウソッキー:ウソ800 ネッコアラ:うつつまくら ブラックキュレムorホワイトキュレムorネクロズマ(たそがれのたてがみ)orネクロズマ(あかつきのつばさ):ウルトラミキサー 合体繋がり。 マリルリ:ウルトラリング 特性「ちからもち」推奨 オーベム:エスパーぼうし テレキネシス、テレポート、ミラクルアイ必須 ジバコイル:NSワッペン タブンネ:お医者さんカバン ルガルガン:おおかみ男クリーム ポワルン:お天気ボックス サーナイト♂ カイリキー♀:オトコンナ スカタンク:音楽イモ キングラー:ガードしおまねき ガーディorダンゴロ:ガードロボット 後者は「ポケモン+ノブナガの野望」での特性「ボディガード」から ランプラーorポットデス:怪談ランプ テッカグヤ:かぐやロボット ゲンガーorマーシャドー:影切りばさみ オクタンorオトスパス:カップ旅行セット(アドベンチャーカップ) エルレイド:カップ旅行セット(SFカップ) ルナトーン:カップ旅行セット(スペースカップ) ゲンガー:カップ旅行セット(ホラーカップ) サーナイト:カップ旅行セット(メルヘンカップ) ポリゴンorギガイアス:カドバール パンプジン:かぼちゃライト ボルトロス:カミナリ雲 ミロカロス:きこりの泉 ムシャーナ:気ままに夢見る機 トルネロス:強力うちわ「風神」 カビゴン:ぐーたらお正月セット トゲキッス:空気砲 エアスラッシュ必須。 ブラッキー:月光とう げっこうポケモンなので。 ケロマツ:ケロンパス マケンカニ:けんか手ぶくろ グランブル:ゴーゴードッグ フーディン:コーモン錠 こちらのページより フェローチェ:ゴキブリぼう マルマイン:こけおどし手投げ弾 トロピウス:言バナナ メタモン:コピーロボット アーボックorサニゴーン:ゴルゴンの首 前者はへびにらみ必須。 ドンカラス:ころばし屋 ドンカラス(色違い):ころばし屋Z ヨルノズク:さいみんグラス さいみんじゅつ必須。 ネイティ:サキ鳥 さきどり必須。 カイオーガ:さすとあめがふるかさ デリバード:サンタえんとつ アブソル:しあわせトランプ 最後にジョーカーが残ると不幸な目に遭う設定から シェイミorギラティナorモルペコ:ジキルハイド フォルムチェンジ推奨。 ドレディア:時空間チューリップ号(ドラミのタイムマシン) ビリリダマ:時限バカ弾 マッギョ:地震訓練ペーパー ニョロトノ:七人の知り合い ドータクンorランドロス:趣味の日曜農業セット 豊作の神なので。 トゲチック:衝撃波ピストル ライチュウorテッポウオ:ショックガン でんじは必須。 ソルロックorウルガモス:人工太陽 フラッシュorにほんばれ必須。 レシラム:真実の旗印 カイリキー:スーパー手ぶくろ ウデッポウ:水圧銃 ブロスター:水圧砲 オクタン:スカンタコ オクタンほう必須 クルミルorキャタピーorケムッソorコフキムシ:スペースイーター むしくい必須 バチュル:スモールライト アルセウス:創世セット コレクレー:そくせきお宝箱 セレビィ:タイムベルト ディアルガorセレビィ:タイムマシン 後者は分類がときわたりポケモンなので。 ハネッコorスピンロトム:タケコプター ザルード:ターザンパンツ オドリドリ(ぱちぱちスタイル):チアガール手ぶくろ レパルダス:チーターローション 最速推奨。 エビワラー:チャンピオングローブ ぺラップ:つげ口 マグカルゴ:デンデンハウス ケーシィorパルキア:どこでもドア 前者はテレポート必須。後者は空間を移動できる。 クロバット:ドラキュラセット きゅうけつ必須。 ヒノアラシ:なんでもソムリエ スピアー:なんとかバチ ジラーチ:ねがい星 ハリーセン:ハリ千本バッジ ゴロンダ:パンダナ ムゲンダイナ:ビッグライト ファイヤー:ひっこしセット 毎回違うところにいるので。 ヒヒダルマorゴリランダー:ヒットソングコング ドーミラー:フエルミラー マメバッタ:ペコペコバッタ ナゲキ:ブラックベルト トリミアン:ヘアーカタログセット シロデスナ:ポータブル国会 メタモンorニャース:ほんやくコンニャク 後者はアニメでよくポケモンの通訳をするので。 アンノーンOandアンノーンX:○×占い ゲノセクト:無敵砲台 モグリュー:モグラ手ぶくろ ラブカス:モテモテールor友情カプセル モモワロウ:桃太郎印のきびだんご マルマイン:モンスターボール 持ち物もモンスターボール推奨。 チリーン:ゆめふうりん ジガルデ:立体パズルハンマー アンノーンY:Yロウ ユクシー:わすれろ草 ポケモン図鑑説明文より(記憶を一瞬で消してしまう能力を持つので)。
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/41.html
前へ カイナシティ。 ドラえもんとしずかはハギ老人の船に乗り、この町に着いていた。 「キンセツシティはこの北らしいよ、早くのび太くんを迎えに行かないと」 「そうね、でもまずはデボンの社長さんから預かった荷物を届けないと」 そう話す二人を見る周りの目がなんとなく痛い。 クスノキ造船所に行ってみたが、肝心の館長はどうやら科学博物館にいるようだ。 仕方なく二人は博物館に向かった。 「いらっしゃいま……ひいっ!」 博物館の受付はドラえもんを見ると顔を引きつらせて頭を隠してしまった。 「なんだよ、失礼だな!」 憤慨するドラえもんをしずかがたしなめる。 その時、奥から数人の青装束のゴロツキがやってきた。 ゴロツキの一人がドラえもんを見て首を傾げる。 「なんだ?お前もアクア団の一員か?」 そう、ドラえもんの姿形がアクア団関係者だと勘違いされていたのだ。 当然ドラえもんは憤慨する。 「何を言ってるんだ!お前達みたいな悪党の仲間なわけないだろ!」 「なんだと!我々に逆らうのか!」 その言葉に殺気立ったアクア団員達が腰のモンスターボールに手を掛ける。 しかし彼らがそのモンスターボールを投げる事はなかった。 「まあまあ棒~~!」 ドラえもんがポケットから出した棒で団員の口をふさいでいく。 「まあまあ、まあまあ…」 「えーと、俺たちなんで怒ってたんだっけ?」 「まあいいか、さっさと次の目的地にいこうぜ」 アクア団員はそのまま去っていった。 注:鬼畜出木杉 流星の滝近辺。ハジツゲタウンからフエンタウンに向かう途中には一軒の家がある。 その家の主人はポケモントレーナーなら誰しもが使ったことのある「ポケモン預かりシステム」を作ったマユミという女性だ。 「ああ…うっ……」 その家の主人であるはずのマユミは床で腹を押さえて倒れている。 マユミの座っていた椅子には少年が一人。 その後ろには少女が影のように付き従っている。 「マユミさん、もう一度聞きます。僕に協力してくれませんか?」 少年・出木杉の問いにマユミは辛うじて口を開く。 「貴方の……そのデータ、他のトレーナーのものと何かが違う……」 出木杉は驚いたようなジェスチャーをする。 「さすがマユミさん、分かるんですね。確かにこのデータは僕がこの世界に持ち込んだ「ゲームのポケモン」のデータです」 何を言っているか分からないという顔をするマユミ。 椅子から立ち上がると、出木杉はマユミの髪を掴んで引き上げる。 「あぐっ、ううっ…」 「貴女の実力ならできるでしょう、このデータを使えるようにするだけでいいんです」 マユミはかぶりを振り、拒否を示す。 「そんなことは……したく、ない……」 注:鬼畜出木杉 出木杉はマユミの髪を離すと、机の上の書類を力一杯払い落とす。 「まったく、女ってのはなぜこうも僕に冷たいんだ!」 出木杉は火がついたように暴れ回る。 「僕は出木杉だぞ!クラス1の秀才なんだ!」 そんな出木杉の後ろから付き添いの女がそっと抱きつく。 「出木杉様は素晴らしい御方ですわ……わたしは出木杉様無しでは生きていけませんもの」 「はぁはぁ、ツツジ……軽々しく僕に触るな」 女・ツツジは恭しく出木杉から引き下がる。 出木杉は落ち着きを取り戻し、再び椅子に腰掛けた。 「仕方ありませんね、バシャーモ!」 出木杉の手の中のモンスターボールからバシャーモが現れ、マユミを抱え上げる。 ツツジがゆっくりとマユミに近づく。 「ツ、ツツジさん……ジムリーダーの貴女がなぜ……」 「マユミさんは何本入るかしら」 「な、何本って……」 ツツジの目は暗く輝き、その目に本能的な恐怖心を覚えるマユミ。 ツツジは人差し指を立てる。 「指よ、指」 自らの指を口にいれ、ゆっくりと舐めるツツジ。 「貴女の中にこの指が何本入るか試してみるわ。大丈夫、私なんか出木杉様のおかげで拳だって入るようになったわ……」 「や、やめ……」 出木杉が言葉を投げ掛ける。 「だから最初に快い返事をしてくれればよかったのに」 「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」 その日を境にマユミの家は無人となっている。 フエンタウン。 温泉で有名なこの町にやってきたのはジャイアンとスネ夫。 ジャイアンはやってくるなり温泉に行ってしまった。 スネ夫はひとりデコボコ山道に戻る。 「ここでツチニンを進化させておかないと。そしてせっかくのマルノームだ、うまく使わせてもらうよ」 スネ夫の下剋上計画はついに仕上げの段階に向かっていた。 翌日、ジャイアンとスネ夫はフエンジムに向かった。 そのジムは温泉の蒸気でかなり高温、肥満のジャイアンは苦しそうだ。 「なんだよここ、あっついなー」 「さっさと勝って出ようよジャイアン」 「ああ、さっさとおさらばしたいな」 『ボクはお前とおさらばしたいよ、ノータリン』 スネ夫は心でそう吐き捨てた。 「アタシがフエンジムのジムリーダー、アスナだ。よろしくね!」 フエンジムの最奥ではスラリとした女性が腕を組んで待っていた。 「よーし、まずは俺様がやってやるぜ」 ジャイアンが一歩前に出る。 「お、元気のいい少年だね」 「手加減はしねえぜ、デカパイの姉ちゃん!」 「アスナだ、アスナ!(恥)」 二人はモンスターボールを放った。 アスナはドンメル、ジャイアンはヌマクローを繰り出した。 「よしヌマクロー、みずでっぽうをお見舞いしてやれ!」 水鉄砲が直撃し、その一撃でドンメルの体力は無くなった。 「あちゃー、やっぱ水タイプ相手は辛いわ」 アスナがため息を吐く。 ジムリーダーは勝つためでなく、トレーナーを試すための存在。 ゆえにジムの特色に縛られたポケモンしか持てないのだ。 アスナはマグマッグを出すが、やはりヌマクローの水鉄砲の前に手も足も出ない。 「ははーん、やっぱ俺って最強!」 ジャイアンは得意げに胸を叩く。 「言ったわね、お次はこのポケモンで!」 アスナが出したのは進化体のバクーダ。 「どうせ炎タイプだろ、水鉄砲!」 ヌマクローの水鉄砲がバクーダに直撃する。 しかしバクーダはHP、特防の高さでその攻撃に耐えたのだ。 「マグニチュード!」 バクーダがその足を地に叩きつけると大地が激しく揺れる。 「な、なんだよこれ!」 「マグニチュード8、私の運がよかったみたいね」 次の水鉄砲でなんとかバクーダを撃破したが、ヌマクローもかなりのダメージを受けている。 「最後はこいつよ、コータス!」 アスナの最後の手持ちポケモンだ。 ヌマクローは先制して水鉄砲を食らわせたが、コータスは全くダメージを受けていない。 「こ、こいつ炎タイプじゃないのかよ!」 ジャイアンが狼狽する。 スネ夫はあきれたようにそれを見ていた。 『馬鹿だなぁ、あれはコータスのまもるじゃないか。ゲームと違って画面表示がないからビビってるよ』 ジャイアンは混乱しながらも指示を出す。 「もう一回水鉄砲だ!」 その攻撃はコータスにダメージを与えたが、倒せるほどではない。 「えんまくよ!」 コータスの体から煙が発生し、その姿を隠していく。 「ちくしょう、どこにいるんだ…なんでもいい、ときかく射ちまくれ!」 しかし司令を受けるべきヌマクローはコータスにのしかかられて倒されていた。 スネ夫は心のなかで嘲り笑う。 『ヌマクローはみやぶる覚えてるじゃん、なんで使わないのアホゴリラ!ぶはははは!』 試合は結局ジャイアンの勝利で終わった。 ジャイアンの手持ちにはキャモメがいたので、ヌマクローが撃破されても優位は変わらなかったからだ。 しかし、アスナからバッジを貰ったジャイアンの顔はやり場のない怒りで歪んでいた。 続いてジム戦に挑んだスネ夫の戦いはいたって順調に進んだ。 ゴルバットの怪しい光がアスナのポケモン達を幻惑し、たまに繰り出される攻撃は影分身で回避する。 終始優勢のまま、戦いはスネ夫の勝利に終わった。 ジム戦が終わった後、ジャイアンは憎々しげにスネ夫を睨んでいた。 そしてついに切り出した。 「ようスネ夫、お前のポケモン全部よこせよ」 スネ夫は眉一つ動かさずに答えた。 「お前みたいな馬鹿にやるポケモンなんてないよ、音痴ゴリラ」 「スゥゥゥネェェェ夫ォォォォォォ!!」 ジャイアンの怒りは頂点に達し、振り上げた拳がスネ夫に振り下ろされる。 しかし、その拳は目の前に現われたポケモンにあっさり止められてしまう。 「ボクはのび太みたいに簡単にはいかないよ」 「なんだよ、こんなポケモン持ってたのか!」 「ああ、君がバカ面さげて温泉で茹で豚になってる間に加わった仲間だよ」 ジャイアンは咄嗟に間合いを取る。 「スネ夫、お前まさか俺を裏切る気だったのかよ!」 「違うね、最初からジャイアンを利用していただけだったのさ。」 スネ夫はジャイアン目がけ唾を吐きかける。 「もうお前は用無しだ!」 数分後。 「…………」 ジャイアンは焦点の定まらない視線を泳がせながら、ふらふらとフエンタウンをさ迷っていた。 スネ夫との勝負はあまりにもあっけなかった。 ジャイアンのポケモン達の攻撃はヌケニンの前には全く効果がなく、ジャイアンは完膚なきまでに叩きのめされた。 怒りに震えるジャイアンにスネ夫のゴルバットは怪しい光を浴びせ、スネ夫はそのまま姿を消したのだった。 カナシダトンネル。 スネ夫はデコボコ山道で捕獲したワンリキーに岩砕きを使わせ、コトキタウンへと向かっていた。 「急がないとジャイアンに追い付かれちゃうからな。」 裏切った以上、ジャイアンを上回る力を付けなくてはならない。 そのためには次のジム以降で使用可能になる秘伝技・波乗り、空を飛ぶを一刻も早く入手しなければならないのだ。 「あの二つを手に入れればボクの勝ちは決まりだな!」 カイナシティの海の科学博物館でクスノキ館長に荷物を渡し、ドラえもんとしずかはのび太の待つキンセツシティに向かっていた。 実は二人には気になることがあったのだ。 カイナシティのポケモンセンターでのび太とユニオン通信をしようとしたが、のび太は結局夜中になっても帰ってこなかった。 「ああ、のび太くんは無事なんだろうか。心配だ、心配だ」 「ドラちゃん、のび太さんはキンセツシティで私たちを待っているはずよ」 その言葉にドラえもんは足を止めた。 「しずかちゃん、のび太くんだよ。あののび太くんだよ……」 ドラえもんの言葉にしずかも心配になってくる。 そしてキンセツシティのポケモンセンターで心配は現実となった。 「ああ、ジョギングマン……じゃなくてノビタさんですね。数日前からここには来ておりません」 「えええええええ!」 二人は愕然とした。 それから懸命に捜索してみたがのび太の行方はわからない。 仕方なくドラえもんとしずかはとりあえず今日の宿を取ることにした。 「全く、のび太くんはただ待ってることもできないのか……」 「いったいどこに行ったのかしら」 その時、ひとりのギタリストがドラえもん達に声をかけてきた。 「あんた達かい、ジョギングマンを探してるってのは」 その男はテリーというらしい。 「実はさ、ジョギングマン……ああノビタだっけ?そいつとポケモンバトルをしたんだが、川に落ちちまってよ」 その言葉を聞いて二人は青ざめる。 「のび太くんは泳げない!まさか…」 「まさかのび太さん、死……」 しずかが口を押さえる。 しかしテリーはあっけらかんとして答えた。 「ああ、そいつは多分大丈夫だ。こっちに残された奴のケッキングが対岸から回収されたみたいだからな。」 ドラえもんは力を失って崩れ落ちる。 「のび太くん、君はどこまで心配をかけるんだ。僕は、僕は……」 めそめそと泣きだすドラえもんを見て、しずかやテリーも少しもらい泣きをしてしまった。 翌朝。 どうやらジムバッジを集めて「波乗り」という技を使わなければあの川から先に進めないらしい。 ひみつ道具を使えばいいのだが、あいにくほとんどのひみつ道具を点検に出していたので残念ながら川を渡る道具は持ち合わせが無かった。 「よし、とりあえずこの町のジムに行こう!」 「そうね、ドラちゃん!」 天気研究所。 のび太はここで寝食の場を与えてもらっていた。 研究所の所長がのび太の身の上をかわいそうに思い、そのように計らってくれたからだ。 「やったあ、ついにメノクラゲが進化したぞ!」 ケッキングに頼れない以上、メノクラゲとピー助(トロピウス)を強くしなければこの研究所から出られない。 そう、ヒマワキシティまではまだ先は長いのだ。 「おおのび太くん、ついにドククラゲに進化したかね」 「所長さん!」 のび太に声をかけたのはここの天気研究所の所長だ。 「これでかなりの戦力アップだね」 「はい、所長さんのおかげです」 所長が進化したばかりのドククラゲを見ながらのび太に語る。 「実はなノビタくん、この研究所の下の川にキバニアというポケモンがおってな……」 「キバニア……」 所長はポケットから写真を取り出す。 顔全体が口のような形をした獰猛な面構えのポケモンだ。 「君は釣り竿を持っているし、こいつをゲットしてみてはどうかね?」 のび太もここ何回かの戦いでそれなりに自信がついている。 「や、やってみるよ!」 のび太は釣り竿を担いで川へ降りていった。 「よーし、釣るぞぉ!」 のび太は威勢よく釣り竿を振った。 2時間後。 「キバニアなんか釣れないじゃないか!」 釣り竿にかかるのは薄茶色に奇妙な斑点が気持ち悪い汚らしい魚ばかり。 とりあえず一匹は捕まえておいたが、これでは自慢にもならない。 すでに日も暮れはじめているので、のび太は仕方なく研究所に帰っていった。 「な、なんだ?」 のび太が研究所の近くまでくると、その様子はあからさまにおかしかった。 見慣れない青装束の一団が研究員を拘束しながら研究所内に入っていく。 その中には所長の姿もあった。 『所長さん!』 咄嗟に飛び出そうとするのび太に気付いた所長が叫んだ。 「ノビタくん、逃げるんだ!」 その声に青装束の一団が反応し、ポチエナやグラエナを繰り出す。 向かってくるポケモン達に恐怖し、反射的に逃げてしまう。 のび太は必死で逃げた。 足が遅いはずなのに逃げ足だけは負けないのび太。 「ごめんなさい、ごめんなさい!」 その目には涙が浮かんでいた。 フエンタウン。 ジャイアンは温泉に浸かっていた。 怪しい光で混乱していたジャイアンは砂風呂で砂洗顔をしていたところを正気に戻った。 さすがに砂塗れでスネ夫を追うわけにはいかない。 「スネ夫の野郎、絶対殺してやる!」 ジャイアンは湯面を叩きながら怒り狂う。 「あら、一人で温泉?」 後ろから声がかかる。 ジャイアンが振り向くと、そこにはアスナがいた。 「でででデカパイのお姉さん!」 咄嗟に顔を背けるジャイアン、こんなところはやはり小学生だ。 「アスナだって!まぁここは混浴だから気にするなよ」 アスナは二度、三度と湯を浴びると、ジャイアンの隣に浸かった。 「あー気持ちいい~」 「そ、そうだな」 「君~、視線がイヤラシイゾ!」 胸をチラ見するジャイアンを見てケラケラと笑うアスナ。 「で、お友達はどうしたんだい?」 ジャイアンの肩がワナワナと震える。 「スネ夫は、あのやろうは俺を裏切って行っちまったんだ!」 真っ赤な顔をして怒るジャイアン。 「そっか、友達を裏切っちゃいけないね」 「次にあったらこの拳でギッタンギッタンにしてやる…」 拳を振るうジャイアンを見てアスナが優しく諭す。 「ケンカってのは良くないね、あんたはトレーナーなんだからポケモンでやっつけるんだ」 しかしジャイアンは言葉を返さない。 その態度でアスナは瞬時に理解した。今まで会ったトレーナー達にもこんな顔をするのがいた。 『負けたんだな』 アスナはそのまま言葉を続ける。 「少年、うちのジムで修業しなよ。二、三日でいいさ。」 「そんな暇ねえよ!アイツは俺より先に行っちまったんだ!」 「今また戦って勝てる自信あるかい?」 再び黙るジャイアン。 「いいか、トウカのバッジを取ったら次はヒワマキだ。ヒワマキに行くにはキンセツを通らなきゃならない」 「そこで待ち伏せて勝負しろってことか!」 「ご名答」 アスナはウインクして答えた。 ジャイアンは湯槽から立ち上がり、空を見上げた。 「よし、強くなってスネ夫をギャフンと言わせてやる!」 「がんばりな!」 ぽんとジャイアンの肩を叩くアスナ。 ジャイアンが横を向くと、そこには全裸のアスナが立っていた。 ジャイアンはあまりの光景に気絶した。 「おー、潜望鏡!子供でも立派に反応するものねぇ」 キンセツシティ。 ドラえもんとしずかはキンセツジムに挑戦していた。 しずかはこの戦いの前にマリルをゲットしているが、雷タイプの多いこのジムで使うわけにはいかない。 「こんにちは……」 ドラえもん達がジムに入ると、そこには一人の老人が座っていた。 「ようこそキンセツジムへ。ワシがリーダーのテッセンじゃ、よろしく」 「はい、よろしくお願いします!」 当初の予想どおり、しずかの戦いは辛いものになった。 最初のビリリダマはジグザグマの数度の頭突きでなんとか撃破したがソニックブームをくらい、しかも静電気で麻痺してしまった。 優しいしずかはポケモンを瀕死にしたくないので、弱ったポケモンはすぐ引っ込めてしまう。 ラクライもなんとか撃破したが、次の相手はしずかにとってかなりの強敵だ。 「いけ、レアコイル!」 テッセンが出したレアコイルは鋼タイプも所持している。 ノーマルとエスパー技主体のしずかの手持ちでは分が悪い。 「ジグザグマ、ずつきよ!」 頭突きがクリーンヒットしたがダメージが少ない。 レアコイルはジグザグマを超音波で混乱させる。 ジグザグマが自らを攻撃する様子を見て、しずかはたまらずポケモンを入れ替えた。 しずかは切り札であるキルリアに入れ替えた。 「ほっほっほ、お嬢ちゃんのエースの登場じゃの」 エスパータイプ相手なのでテッセンは余裕の言葉を返す。 「ねんりきで攻撃よ!」 キルリアの念力がレアコイルに直撃するが、その効果は薄い。 「反撃のソニックブームじゃ!」 しかしレアコイルは自らを攻撃してしまった。 そう、さっきの念力で混乱しているのだ。 次のターン、なんとかソニックブームを当てられるものの、レアコイルを倒すことができた。 「運に救われたのう、では最後…ライボルト!」 最後に現われたのはライボルト。 しかししずかには最後の切り札があった。 「キルリア、メロメロにするのよ!」 シダケタウンで貰ったメロメロの技マシンを使っていたのだ。 うっとりしているライボルトにキルリアの念力が炸裂した。 「ありがとうございます、テッセンさん」 しずかはバッジをドラえもんのと自分の二つ受け取った。 しずかの後に戦ったドラえもんはポチエナ、ヤミラミを倒され止むを得ず自らが出陣。 雷に打たれながらも空気砲を駆使してなんとか勝利したのだ。 しかしドラえもんは戦いで麻痺してしまっていた。 「そんな……ボクの死闘がダイジェストなんて……」 それは大人の事情である。 次へ
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/1594.html
12ページ目 のび太「ふふ。ミニドラより小さいや」 ドラえもん「ふんふんふんふん」 ジャイアン「ドラえもんかわえーなー」 のび太「ジャイアン。君も邪魔するなら殺すよ?早くここから去りやがれ!」 ジャイアン「く、悪いなドラえもん」すたたた ドラえもん「あいつ裏切りやがって!」 のび太「さてドラえもん。拷問の時間だ」にやっ ドラえもん「やめてーーーーーー」 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/1007k/pages/1555.html
夢をかなえてドラえもん(ふつう) 詳細・攻略 アニメ「ドラえもん(リニューアル(水田)版)」のOP曲。 AC11初出 ★×1で99コンボ むずかしいと同時プレイのとき、なぜか21~25小節目の小節線の上にある音符が消えて、94コンボになっている。 かんたん むずかしい おに コメント 94コンボは少なすぎ - 2010-06-21 13 09 20 譜面うpしますた。 - 2010-10-28 23 16 40 譜面
https://w.atwiki.jp/kendora/pages/47.html
登場人物 「ナッッットォォォォォォ…たい〜!」 納豆隊は、「顕正会ドラえもんショー」の前編に出演するキャラクター。 概要 「わら隊長」「パック支隊長」「カップ班長」の3人で構成される。 普段は「芙蓉茶寮」で働く傍ら茨城県水戸会館を拠点に奉公活動をしている。 ジャイアンやスネ夫が顕正会に興味を持ってもらえるようのび太が呼んだ。 納豆の魅力をアピールした後、「納豆体操」を披露。納豆体操の後も終盤までステージに残り、「ドラえもん体操」にも参加した。 元ネタは(顕正会も大好きな)「抜刀隊」? 特徴 頭が各タイプの容器に入った納豆の形をしており首から下の体色は白。それぞれ手にパック入りの納豆をモチーフにした小道具を持っている(途中からはスタッフにより回収されたが)。胸に各自名前が肩書き付きで記されている。アンパンマンに出てきそう。 いずれにせよドラえもんの世界にそぐわないため現れた際にジャイアンから「だ、誰だ誰だ!お前達は!?」と驚かれた。 3人とも声が異常に低い。それぞれに目立った個性があるわけではないが、ただ一人カップ班長が渾身の爆笑ギャグをかます姿は見るに忍びない。というかコイツらの体操がまともに見られたものではない。 この他、カップ班長は立ち位置がドラえもんの右隣である関係上、「ドラえもん体操」からドラえもんが別れの挨拶を述べるシーンにかけてやたらとカメラに抜かれており、ある意味3人の中でも優遇されている。 芙蓉茶寮での奉公や男子部の合宿に参加したり意気込みを語るなど熱心な信徒のように振る舞ってはいるが、言動からして納豆をアピールしに来ているようにしか見えない。 出囃子は「ああ人生に涙あり」。 語録 わら隊長 「僕達は芙蓉茶寮で働き、茨城県水戸会館を中心にご奉公している…」 「今日は納豆嫌いな人も納豆が大好きになるように、みんなで…」 「男子部の合宿凄かったな~。な、支隊長!」 パック支隊長 「納豆を食べると元気になるし」 「さらに粘り強~い信心に立つぞ!な、班長」 カップ班長 「おまけに頭も良くなるんだ!」 「頑張らねばァ~」 全員 「ナッッットォォォォォォ…たい〜!」 「納豆体操をしよう!」 関連項目 登場人物一覧